【子ども靴】おさがりは大丈夫?子どもの足への影響
【子ども靴】おさがりは大丈夫?子どもの足への影響
こんにちは!
今回は子ども靴についてお話しようと思います。
昭和生まれの私にとっては、子どもの服や靴はおさがりが当たり前でした。
今でも物を大切にする精神で、兄弟間でおさがりをしたり、仲がいいママ友のお子さんからおさがりを頂いたり、シェアをする方も多いと思います。
どうしても子どもの場合は、すぐサイズが合わなくなったりして、服も靴もすぐに着れなくなるし、履けなくなります。
そこでおさがりをすることで、家計にはとても優しいことですし、素晴らしいことだと思います。
しかし、靴のおさがりは一度考えて頂きたいと思い、この記事を書いています。
なぜ靴のおさがりについて考えて頂きたいかと言うと、靴のおさがりは基本的にしない方が良いからです。
おさがりをしない方がいいのはなぜか?
それではお話していきます。
是非、最後までよろしくお願いします!
靴には足のクセが出る
みなさんほとんどの方が、毎日のように靴を履いていらっしゃると思いますが、普段から毎日愛用している靴を踵の方から見たことがありますか?
見たことが無い方は、是非、一度見て頂きたいのです。家族がいる方は、それぞれの靴を見比べるのも良いでしょう。
そうすると何がわかるのか?
あなたの足のクセがある程度わかります
両足同じように靴底が減っている人や、足の外側だけが減っている人、内側だけが減っているなど、人によって靴底の減り方が違います。
自分の靴と他人の靴で見比べると良くわかりますね。
それだけ外からみても、足クセの違いがわかります。
さらに、足のクセの違いを体感することもできます。それは他人の靴を履いてみることです。
誰でも一度は経験したことがあると思います。
他人の靴を履くと妙な違和感を感じませんか?
例え同じメーカーで同じサイズだったとしても、これを感じることでしょう。
それがその人の足のクセがついている靴だからです。
子どもの場合でも、もちろん同じです。
ですから、靴のおさがりは、他人の足のクセがついた靴を子どもに履かせてしまうということになるのです。
足のクセがついた靴がなぜ良くないのでしょう?
足のクセがついた靴を普段使いにしてしまうと、その足のクセが子どもにうつる可能性があります。
左右で靴底の減り方が違う靴だったとすると、左右のバランスが違う靴を履くことで、もともと無かった子どもの足に、左右差のある傾きが出来てしまう可能性もあります。ですから、足のクセがついた靴を、兄弟間であったとしても、普段使いとしておさがりすることは控えた方がよいでしょう。
おさがりは絶対ダメなの?
おさがりは基本的に普段毎日使うものはおススメできません。
しかし、おさがりをせず、たくさん新しい靴を買うのもお金がかかってしまうというデメリットがあります。
そこで、おさがりを上手に活用する方法を考えてみましょう。
普段使いは新しい靴、洗い替えにおさがり
普段から毎日使う靴は新しい靴にして、どうしても洗い替えが必要な時に、その間だけ、おさがりを使うということはいいでしょう。
ただ、おさがりの靴を子どもが気に入ってしまい、履き続けないように気をつけましょう。
フォーマル靴はおさがりや借りるのが良い
フォーマル靴は、なかなか買っても一度か二度履けるかくらいなので、おさがりや借りるのもありでしょう。
毎日履く靴ではないので、おさがりでも大丈夫でしょう。
新品未使用のものはOK
新品未使用のものはサイズが合えばOKです。
あと、まだ歩くことが少ない年齢の靴なら、足のクセがうつるリスクもすくないので、おさがりしても大丈夫でしょう。
子どもの足の成長
赤ちゃんの骨の7割は軟骨
子どもの足は骨が成長途中なので、大人と比べてまだまだ柔らかく、不安定なんです。
なんと赤ちゃんの足に関しては、その骨の約7割が軟骨と言われています。
この軟骨は、個人差はありますが、一般的に18歳くらいまでに完全な骨へと成長します。
足のアーチの形成
扁平足でないかぎり、大人にはある足のアーチ。
体全体を支えたり、足にかかる衝撃を緩和してくれる足裏にある3つのアーチ。
生まれたての赤ちゃんにはほとんどなく、歩いたり、走ったり、たくさん足を使うことで、骨や筋肉と共に徐々に形成されていきます。
まだ軟骨の多い子どもの足にとって、足クセのある靴は正直リスクが高いです。
健康な足づくり、アーチ形成のためには、正しい靴選びと、靴の履き方がとても大切です。
子どもの足に合った慎重な靴選びと、靴の履き方をお子さんと一緒に習慣化していきましょう。
そうすることで怪我をしにくい、疲れにいく足に育っていく可能性を高めることができます。
子どもの足のサイズを、お家で測る方法はこちらでご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
子どもの足はまだまだ成長段階で、大人の足に比べるとまだ未完成な状態です。
子どもの足はとてもデリケート。
大人の骨よりまだ骨が柔らかいので、足クセもうつりやすくなってしまいます。
そんなデリケートな子どもの足に、おさがりを簡単にしてしまいがちですが、将来、外反母趾などの足のトラブルにならないように、今一度お子さんの足のことを考え、靴選びをするようにして欲しいと思っています。
みなさんの靴選びや足のことに、少しでも改善のお手伝いや貢献できれば幸いです。
今回は以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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